最近ではYouTubeやTwitter、Instagramなどでゲーム画面のキャプチャーや動画をアップされる方が増えてきました。
switchやプレステ、アプリゲームなど、配信しやすくなってきているのも理由ですよね。我々オタクは、キャプチャー画面や動画をTwitterで共有しがちです。
さて、ここで疑問に思うのが、ゲーム画面は他人の著作物、配信は著作物侵害にならないのかということ。
一部ゲーム会社はガイドラインを定めています。ガイドラインをしっかり読み適切な範囲内で配信しましょう。
各社のガイドライン
任天堂のガイドライン
任天堂では専用のガイドラインを定めています。ただし、『任天堂が著作権を有するゲーム』ですので、switchのゲームすべてが対象なわけではありません。
switchにあるキャプチャーボタンを使用しない場合は、そのままアップできず、加工した動画や静止画を作成する必要があるようです。
https://www.nintendo.co.jp/networkservice_guideline/ja/index.html
任天堂は、個人であるお客様が、任天堂が著作権を有するゲームからキャプチャーした映像およびスクリーンショット(以下「任天堂のゲーム著作物」といいます)を利用した動画や静止画等を、適切な動画や静止画の共有サイトに投稿(実況を含む)することおよび別途指定するシステムにより収益化することに対して、著作権侵害を主張いたしません。ただし、その投稿に際しては、このガイドラインに従っていただく必要があります。あらかじめご了承ください。
任天堂 ネットワークサービスにおける
任天堂の著作物の利用に関するガイドライン https://www.nintendo.co.jp/networkservice_guideline/ja/index.html
カプコンのガイドライン
カプコンでも専用ページを設けています。ゲーム機本体機能以外を使用する場合は、加工が必要となるようです。
https://www.capcom-games.com/ja-jp/video-policy/
カプコンは、当社タイトルのゲーム映像を使用した魅力的な動画を作成したいと考えるお客様に感謝するとともに、動画の創造を応援します。 ただし、当社タイトルのゲーム映像を使用する際には、以下のガイドラインを遵守してください。 ガイドラインは、当社が所有する知的財産にのみ適用されます。第三者が所有するコンテンツ(音楽等)に関しては、適切な所有者に確認してください。
カプコン動画ガイドライン(個人向け) https://www.capcom-games.com/ja-jp/video-policy/
バンダイナムコのポリシー
バンダイナムコも記載内容を守れば、著作権侵害を主張しないと述べています。
https://www.bandainamcoent.co.jp/info/videopolicy/
当社は、このページに記載された内容を守っていただく限り、個人のファンの皆様があらゆるプラットフォームで自由にゲーム実況を行っていただくことについて、著作権侵害を主張しません。 このポリシーは、当社が権利を保有又は管理する知的財産にのみ適用されます。
バンダイナムコエンターテインメントゲーム実況ポリシー https://www.bandainamcoent.co.jp/info/videopolicy/
配信においての注意
著作者の確認
switchソフトだからと言って、なんでも任天堂が著作者なわけではありません。例えば、モンハンライズはswitchのソフトですがカプコンが販売しています。著作者を確認しましょう。
ゲームの種類によっては、別の著者だったり、別途ガイドラインを設けている場合があったりします。
ガイドラインの確認
著作者を確認後、その会社のガイドラインをしっかり読みましょう。ガイドラインがないからといって配信しても問題ないわけではありません。むしろガイドラインがないのであれば、配信しない選択をするべきでしょう。
適切な配信をしよう
ガイドラインを遵守し、適切な配信を行いましょう。ゲーム端末の機能以外を使用する場合(配信用の外部ツールを使用する場合)、基本的にそのままアップできず加工が必要となります。
子どもが配信者の場合
小さな子どもにはガイドラインが理解できないかもしれません。
無法地帯とも言えてしまうSNSやフリマアプリの時代の子どもたち。大人がやっている間違った使い方を真似しないよう、親がしっかりと著作権やガイドラインについて教えてくださいね。
法人の場合やビジネス目的の場合は別途契約
法人の場合やビジネス目的の場合は、別途契約となるケースが多いようです。ゲーム配信者で、あからさまな営利目的の場合や、法人化した場合は注意が必要です。
著作物を使用していることを忘れずに!
自分で撮影編集した動画と言えど、元は他人の著作物であることには変わりありません。
著作物を大切に考えて、過度な営利目的とならないよう配慮し、著作者のためになる動画になるよう心がけましょう。
※本記事は運営者個人の見解の記事です。法律のプロではありません。予めご了承ください。